SES Margin Simulator / 令和8年度(2026.4〜)

その単価、本当のマージンはいくら?

条件入力INPUT

= 表面マージン率(単価−給与)。ドラッグして、右の実効マージン率がどう変わるか見てください。
円/月
円/月

▸ 消費税の取り扱い(任意)

試算結果

実効マージン率税抜・社保調整後
あなた月給(額面)・年収・手取り 額面年収 手取り(月)還元率(額面)
会社の益粗利(税抜・社保調整後)

手取り 天引き(社保・税) 会社(益+負担)

※ 実効マージン率とは =(単価 − 給与 − 会社の社会保険料負担)÷ 単価。客先からの単価(税抜)に対し、エンジニアへの給与と、会社が払う社会保険の事業主負担まで差し引いて、会社の手元に残る粗利の割合です。世間で言う「マージン率(単価−給与)」より社保の分だけ低く出ます。なお、オフィス・採用・バックオフィス・営業などの諸経費は含んでいないため、これは粗利の率であって純利益率ではありません。

あなたの天引き内訳
健康保険
介護保険
厚生年金保険
雇用保険
子ども・子育て支援金2026新
所得税
住民税
天引き合計
会社の負担内訳
健康保険
介護保険
厚生年金保険
雇用保険
子ども・子育て支援金2026新
こども・子育て拠出金
会社負担合計
消費税の影響(益税) 未考慮
受取消費税(客先請求分)
消費税の納付額
手元に残る益税
益税込み 真の取り分
標準報酬月額・適用料率
標準報酬月額(健康保険)
標準報酬月額(厚生年金)
適用 健康保険料率
解説 / SESマージンの読み方

01SESのマージンとは?

「マージン率20%」と聞くと、会社が単価の2割を抜いている——そう思いがちだ。だがそれは表面マージンにすぎない。客先が払う単価から、あなたの給与を引いただけの数字。会社が実際に手元へ残す実効マージンは、社会保険の会社負担や消費税の扱いで大きく変わる。

SES(システムエンジニアリングサービス)では、客先が支払う月単価を、SES企業があなたへの給与と自社の取り分に分ける。ここで語られる「マージン率」には、実は2つの意味がある。

表面マージン率

単価から給与(額面)を引いた割合。表面マージン率 =(単価 − 給与)÷ 単価。求人や商談で「マージン20%」と言われるのは、たいていこちら。わかりやすい反面、会社が負担するコストは織り込まれていない。

実効マージン率

会社が給与とは別に負担する社会保険料の事業主負担などを差し引いた、本当の取り分の割合。このツール中央に表示される「実効マージン率(税抜・社保調整後)」がこれにあたる。表面より低くなるのが普通だ。

02還元率とは?マージン率との関係

「還元率」は、マージン率の裏返しだ。客先が払う単価のうち、給与(額面)としてエンジニアに還元される割合を指す。求人で「高還元SES」「還元率80%」と打ち出す企業も多い。

関係はシンプルで、還元率 + 表面マージン率 = 100%。表面マージン率が20%なら還元率は80%、40%なら還元率は60%。同じ事実を、会社視点(マージン)で見るか、エンジニア視点(還元)で見るかの違いにすぎない。

注意:還元率が高くても、そこから社会保険料・税が天引きされ、会社は別途事業主負担を抱える。額面の還元率だけでは手取りの多寡は決まらない。このツールは還元率(額面ベース)に加え、社保調整後の実効マージン率と手取りまで一度に示す。

左の搾取スライダー=表面マージン率を動かすと、上の結果の還元率(額面)も連動して変わる。「高還元」をうたう数字が手取りにどう効くか、確かめてほしい。

03実効マージン率の計算方法

このシミュレーターは、月単価を起点に「給与」「天引き(社保・税)」「会社の取り分」を逆算する。令和8年度(2026年4月〜)の協会けんぽ基準の料率を用いた概算だ。会社視点では、客先からの単価は次のように分解される。

  • あなたの給与(額面):単価から表面マージンを引いた額。ここからさらに社保・税が天引きされ、手取りになる。
  • 社会保険料の事業主負担:健康保険・介護(40〜64歳)・厚生年金・雇用保険・子ども子育て拠出金・子ども子育て支援金。給与に対しておおむね15%前後を、会社が給与とは別に負担する。
  • 会社の粗利(実効分):表面マージンから上記の事業主負担を引いた残り。これが実効マージンの正体。
  • 消費税の益税(任意):課税方式によっては、客先から受け取る消費税の一部が納付されず会社に残る。これは取り分を押し上げる方向に働く。

なお標準報酬月額・所得税は簡易な参照計算で、定時決定・随時改定・賞与・各種手当・端数処理などは反映していない。あくまで概算だ(詳細は本ページ下部の免責事項を参照)。

04なぜ表面20%が実効8.5%になるのか

カギは、会社が給与の上に社会保険料を負担していること。表面マージンは「単価 − 給与」だが、会社はそこから、給与に対して約15%の事業主負担を払う。

例)月単価100万円・表面マージン20%(給与80万円)の場合——会社の表面の取り分は20万円。だが社会保険の事業主負担として約12万円を別途支払うと、手元に残る粗利は約8万円。単価に対する実効マージンは約8.5%まで縮む。

一方で消費税の益税は逆向きに働く。税抜きの単価では、客先は単価に加えて消費税を支払う。会社が簡易課税やインボイス2割特例を使っている場合、受け取った消費税の一部は納付されず会社に残る。条件次第で、実効マージンは見かけより上がることもある。

つまり「マージン率20%」という一言だけでは、会社が本当にいくら抜いているかはわからない。社保の会社負担で下がり、益税で上がる——左の搾取スライダーを動かして、その差を確かめてほしい。

05よくある質問

SESのマージン率の相場はどれくらい?
表面マージン率で15〜30%程度と語られることが多いが、相場は会社・案件・商流の深さで大きく変わる。重要なのは表面ではなく、社会保険の会社負担を引いた実効マージン。同じ「20%」でも、実効では1桁%まで下がることは珍しくない。自分の単価・年齢・地域を入れて試算するのが早い。
表面マージンと実効マージンは何が違う?
表面マージンは「単価 − 給与(額面)」を単価で割った割合。実効マージンは、会社が給与とは別に負担する社会保険料(事業主負担)などを差し引いた、会社の本当の取り分の割合。実効は表面より低くなるのが普通。
なぜ実効マージンは表面より低くなる?
会社は給与を払うだけでなく、その給与に対して健康保険・厚生年金・雇用保険などの事業主負担(おおむね15%前後)を上乗せで負担している。この負担は表面マージンから出ていくため、会社が最終的に手元へ残す割合は表面より小さくなる。
消費税の「益税」とは?
税抜きの単価では、客先は単価とは別に消費税を支払う。会社が本則課税なら受け取った消費税はほぼ納付されるが、簡易課税(第5種は納付50%)やインボイス2割特例(納付20%)では、受け取った消費税の一部が納付されず会社に残る。この残りが益税で、会社の実質的な取り分を押し上げる。
この試算の数字は正確?
概算・教育目的のシミュレーションで、実額とは異なる。標準報酬月額や所得税は簡易な参照計算で、定時決定・随時改定・賞与・各種手当・端数処理などは反映していない。料率は令和8年度(2026年4月)時点の協会けんぽ基準。実際の判断は税理士・社会保険労務士などの専門家に確認を。
入力したデータは送信される?
いいえ。入力値はお使いのブラウザ内だけで計算され、サーバーへ送信・保存されることはない。ただしホスティング事業者の標準的なアクセスログや、アクセス解析を導入している場合の利用状況情報(アクセス日時・参照元・端末情報など)は取得されうる。